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富士山の南方・越前岳登山

画像:十里木の地図
2006年10月27日に、越前岳に登って来ました。越前岳といっても、それは越前(石川県)にあるのではなく、富士山の南側、愛鷹(あしたか)山系の北にある山です。
前日の夜中に東京を出発して、日の出とともに行動の開始です。
東京からの経路は東名高速を利用して、御殿場IC で高速を降りました。
そこから国道469号を富士宮方面へと走り、越前岳の登山口である十里木(じゅうりぎ)に到着しました。
時間は午前3時過ぎ、まだまだ暗くて周囲の様子はまったくわからず、ナビにだいたいの目的地を設定していなければ駐車場がわからなかったかもしれません。
この時間の道は、富士宮方面からのトラックが多く、僕たちと同じように下り方向への車は1台もないようでした。

十里木駐車場から富士山を望む
十里木の駐車場は普通自動車が40台くらい停まれる広さで、水洗トイレもあります。
辺りはまだ暗くて行動ができないので、日の出の時間まで車の中で寝ることにしました。
日の出の時間はだいたい6時で、それまでまであと30分くらい。なかなか眠れなかったんですけど、周囲が明るくなってくると富士山のシルエットが見えます。
明るくなってきて、途中のコンビニで買ったパンとおにぎりなどで朝食を摂りました。トイレの水を沸かしてコーヒーを飲んだんですけど、今のところお腹の具合は大丈夫です(笑。

展望台からの富士山
そうするとこれから登る登山道の階段が見え、いよいよ登山の開始です。
この前に登った山は九州・久住山の軽登山で、日ごろはトレーニングなんてしていないから長い階段が心配です。
案の定、この階段で両足の太ももの筋肉が痛くなり、膝もガクガクしてきました。なんとか鉄塔のある辺りまで来たんですけど、この先が思いやられます(^^;。
そこから少し歩くと、十里木の展望台へと到着します。ここからは見える富士山は、駐車場からの景観とは違って手前の森より高い位置からの視野となり、富士山の裾野まで視界が広がります。
そうして展望台を過ぎたあたりからの道は足場が悪くなり、前に進むにも時間を取られてしまいます。でもまあ、僕としては階段場を過ぎて運動後の時間も慣れてきて調整できたので良いところでしょう。

前方に越前岳が見える
でもここまで来ると今まで開けていた視界は悪くなり、やぶと木々が多くなります。進行方向の左手にはかつて沢が流れていたような谷があり、降りてみたいのですけど立ち入り禁止になっていました。
さらに、高いところまで来るとだんだんとガス(霧、雲)が下から上がってきて天候も悪くなってきました。
その後はなかなか富士山が見えなくなってきたんですけど、そうすると、行く先に頂上が平らになっている山が見えました。これが越前岳です。

越前岳の山頂
さらに足もとにはぬめりのある土と岩が多くなりますけど、それでもやっと越前岳にピークに到着しました。
十里木の駐車場から、ゆっくりと歩きながらも休憩をとらなかったのでなかなかに疲れました。
けれどもガスはさらに濃くなって、視界は20メートルほどになってしまいました。
本当だったらここから富士山がきれいに見えるはずなんですけど、そんなのはぜんぜん見えません(^^;。

越前岳の山頂はガスに囲まれていた越前岳のピークには二等三角点がありますこの地域の地図はまるでわかりません(笑。

写真左から:越前岳は霧に包まれていました。
越前岳の山頂には二等三角点がありました。
この付近の地図ですが、まるでわかりません(^^;。
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山頂では何をするわけでもなかったのですが、持ってきていたコーヒーを飲みながら、1時間ほど休みました。雨も降ってきたんですけどそれはすぐに止み、この先へ進むかどうかを考えました。
越前岳は愛鷹山系にあり、できれば愛鷹山までも行きたいと思っていたのですが、あいにく、地図を持ってくることを忘れてしまい、道がわかりません。
山頂にある案内板に愛鷹山は出ていなくて、地図版はかすれていて読めません。
それで結局、天気の回復も見込めなそうなので下山することにしました。

空は晴れてきた
下山し始めると遠くまで見渡せるようになってきた
そうして降り始めると、空に青い部分が見えるようになってきました。
前日に見た沼津の天気予報では、午前中が曇りで午後から晴れるとのことでした。けれども山の天気は必ずしも平地とは異なるのであまり当てにはしていませんでした。
下山するに従ってだんだんと上は明るくなってきたんですけど、振り返って越前岳を見てみると山頂の霧はなかなか晴れそうにありませんでした。
また、前方の富士山も再び山頂を見ることはなくて、登り始めた頃に見た富士山の印象が強く残ります。

足場は悪く、岩のところではまたぐのが大変です
降りの道は登りと同じなんですけど、険しい箇所では登るよりも降りるほうが大変です。
大きな岩を越える箇所もあり、足が滑らないようにして2点支持と3点支持を気をつけて行いながら進んでいきました。
時間としては登るときよりも早く降れて、開けているところでは足も早く進みました。
僕は右足の膝に力が入ると急激に痛むことがあるので、左足に力を入れて歩いていると今度は左足の踏ん張りが利かなくなり、今度は痛いながらも右足と交互に足を使いながら降りていきました。
最後の階段場では、もう一刻も早く降り切りたいので走るようにして駐車場まで降りました。
これで越前岳山行を終えて、帰路に着きました。

  日 時2006年 10月 27日(金)
6時 45分十里木出発
8時 00分越前岳到着
9時 15分 越前岳出発
10時 00分十里木到着
帰りには沼津のラーメン屋に行ったんですけど、注文するラーメンを間違えてしまって、これが残念でたまりませんでした(^^;。