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プロフィール
名 前 : やす。
性 別 : 男
mixi : 14041
誕生日 : 1974年 12月 6日
動物占い : ピンクのゾウ
ノーツ
僕はだいたい、ひと月に1~2回くらい写真を撮りに出かけます。
今は東京23区内に住んでるんですけど、ドライブも好きなので北は福島県、南は静岡県、西北は山梨県、そして長野県くらいまでもたまに写真を撮りに行きます。
僕が撮影する写真の多くは、日本にある恵まれた自然の中の風景を被写体とすることが多いんですけど、その土地土地の文化にも興味があります。
文化と言っても、例えば観光地などの美しい風景の写真を見たければ観光のガイドブックや、今はホームページできれいな風景を見ることはいくらでもできます。
それに対して僕が撮影する風景は、そういった観光ガイドには決して載ることのない視点からの写真をメインに据えます。
寂れた町並み、廃墟、過去に使われていた何かの道具など、カメラのファインダーを向ける被写体には、見る人の目を疑うような写真もあるでしょう。
それは「旅行に行ってきました」というような記録写真のようなものではありません。
なぜこのような写真を撮るのかというの、それにはカメラというひとつの道具としての性質が多く係わっているという気がします。
これは、カメラ(あるいは写真)と人間のトポロジーとも言えることなのです。
ここ数年のデジタルカメラブームで、いや、ブームというよりはテクノロジーが発展する過程の、ある時点での頂点で起きている単なる出来事であるとも思いますが、とにかくデジタルカメラの興隆により多くの人たちが写真に携わる機会が増大しています。
デジカメの販売数は年々に増加し、高画素のコンパクトデジカメなら、以前は手に届かなかったようなものが新品でも数万円で買うことができます。
しかし、そんなカメラ興隆の時期にあっても僕は主にフィルムカメラを使っています。
コンパクトなデジタルカメラも持っていますが、こちらはwebやmixiに書いている日記に載せるための写真を撮り、このwebサイトやPENEE3.comに掲載している写真は全てフィルムカメラで撮影した写真です。
フィルムカメラで撮影した写真には、デジタルカメラでは表現できない、1枚の写真の重みを写すことができます。
デジタルカメラで撮った写真も、webサイトを通じて多くを見ているつもりではありますけれど、いくら撮影の上手な方が撮った写真でも、どうにも重みを感じることができません。
ただこれには、僕のデジタルカメラに対する負の先入観があります。
それはやはり、撮影しては不要な写真は消去できてしまうということでしょう。
フィルムカメラで撮影した写真を目に見るにはお金がかかります。
フィルムを現像し、印画紙にプリントして初めて写真となるのです。
写真を撮影することに金銭を掛けることで、シャッターを押すために、目から脳、そして指先に力が加わるまでに、実は非常に多くのことを考えています。
ファインダーを見、シャッターを切らなかったことなど幾度もありますし、反対にシャッターを押したことをその場で後悔したことも数え切れません。
このようにして人は、1枚の写真を作り上げていくのです。
それは旅行や友人と撮影するスナップ写真であったり、写真展に応募することを目的とした写真であっても何ら変わることはなく、またカメラに至っても、フィルムカメラであれば一眼レフでも写ルンですであってもその本質が変わることはありません。
重要なのは、1枚の写真を撮影するためにお金がかかるのだ、ということです。
これは言ってしまえば至極俗物的な考え方かもしれませんが、ここにも自分の体験があります。
それは、僕が1週間以上の長期旅行に行った時にいつも感じることです。
1週間以上の旅行に行くときには、大抵、写真に費やす費用に制限はかけていません。
長期旅行というのは、いつもの住まいを離れ普段ではなかなか行くことができない場所に行くものなので、そこで見たものは全て写真に収めてしまおうなどと考えてしまうため、写真代のことは考えないものとしているのです。
ところが、帰ってきてからどうでしょう。
その旅行中に撮影した写真の大半、およそ7割以上もの写真が僕にとっての「駄作」なのです。
1週間で20本のフィルムを使えば、3万円近くの予算が必要です。
あれもこれも、と写真撮影をしていたがために、全体として被写体の焦点が定まらず、1つの物語に作り上げることができません。
これは旅の記録としては一連の流れをもつものだけど、自分が本当に残しておきたいもの、webページなどを通じて誰かに見てもらいたいものというのが写っていることが少ないんです。もちろん、写真を撮っているのは自分なので、その中に目的に適う写真がなかったとしてもその理由は自分にあります。
そして、その原因となるところとして、1ショットを軽んじているのではないか、と思うのです。
デジタルカメラを手にしたとしても、1ショット1ショットに重きを置いて撮影することは可能だし、実際に時間と金銭ににシビアな制約がある仕事写真を撮影している方にとっては、僕なんかよりも写真の1枚を大切に扱うでしょう。
けれども、写真を撮影するのは人間です。そこにはかならず甘えの心が生じで大切にできない1ショットを撮影することもあるでしょうし、それがあるからこその人なのです。
もちろんフィルムカメラを構えて撮影する場合においてもそういった気持ちはありますが、フィルムカメラで写真1枚に金銭を賭することによってその甘えの気持ちを抑えることに関しては、デジタルカメラで撮影する場合よりも少なくなると考えています。
僕としても趣味で写真を撮っているし、それをこういったホームページで紹介していても(多少のアフェリエイトは行っていますが)何らの金銭的な目的があるわけではありません。
それで自分の利益になることはないので、これはやはり金銭的な余裕を圧迫しています。
それは、2006年の現在としてはこのように考えていますが、この先、もしもデジタルカメラを手にした際には、自分の写真がどのように変化していくのかはわかりません。
デジタルカメラ本体を購入し、少し容量の多いメモリカードと充分な電源さえ確保することができれば、ほぼ無限に写真の撮影をすることができ、これは写真好きにとって正に夢のような話です。
いえ、それは決して夢などではなく、実際にそのように考えてフィルムカメラからデジタルカメラに移行する人は多くいるはずです。
また、フィルムカメラで撮影した写真を見るには印画紙にプリントされることが必要ですが、そのプリントする機械(ラボ機)がデジタルになっているのです。
カラーネガフィルムを現像する段階では、その仕組みはカメラが登場したときからあまり変わることはありませんが、いまこの時にデジタルプリントによってプリントされる写真はデジタルになってしまっているのです。
この差はとても大きなものであり、ラボ機が僕の要求に追いついていないという点はその画質にあります。
デジタルラボ機で印刷された写真は、僕に言わせればとても綺麗なものではありません。
解像度が低いせいなのか暗部ではコントラストにはっきりと目に見えるジャギーが表れ、結局のところデジタルカメラで撮影した写真をプリントするのと変わりありません。
これは非常に残念なことです。
人間の目が判別できる色覚は、256色程度を見分けることができると言われていますが、それをデジタル化したとしても結局のところ16x16x16色になるのです。
ところが自然の中にはもっとより多くの様々な色があり、その色が織り成すコントラストは色調が何段階あれば良いというものではありません。
色は無限なのです。
その無限の色を表現したいからこそフィルムカメラを使っているのであり、印画紙に印刷される色が結局のところ限定された色になってしまうのであればフィルムカメラを使う意味はなくなってしまいます。
写真の色を無限に表現する手段として「手焼き」という方法もありますが、僕は写真を趣味としている一般的な人なので、撮影した写真を全て「手焼き」とするような高価な方法を選ぶことはできません。
望んでいるのは、今まで通りの安価で写真を楽しむことができるということであり、現在それはコンピューターで表現できるものではありません。
これから先に、また新しい技術によって綺麗な写真を表現する仕組みができるのかもしれませんが、現在の流れから言うとそれはエッジを強調した「美しい」写真であることが予想されます。
ただしそれは人間の目に見える風景ではなくて、あくまでもコンピューターを介して人が美しいと判断してしまう写真なのです。
その時々によって「美し」さの基準は変わるかもしれませんし、むしろ美しさの観念が変化するのが文明の発展だと思います。
しかし連綿と脈を延ばす自然の美しさは変わることのない文化なのです。
変わるものと変わらないもの、この2つを取り違えてしまうと現在の技術は、写真に限らず、行く先を間違えて進んでしまうかもしれません。
コメント (1)
やす。さんですか?
ペンスケ4のメール届きません。
再送か、045-362-8974にFAX下さい。
アドレスがわかれば、認証してブロックを解除します。
2008.2.4 MazKen
投稿者: MazKen | 2008年02月04日 13:27
日時: 2008年02月04日 13:27